山岳救急講座で学んだ骨折と出血の関係
この前の山岳救助講座で初めてしったのですが
骨折すると骨から出血するんですね・・・
初めて知りました(汗)
べるは過去に3回骨折しました。
1、バイクでパジェロと正面衝突→前腕骨折→ギブス
2、バイクで走行中、路上駐車のベンツのドアが開く→左手小指粉砕骨折→手術
3、モトクロスコースを走行中、ジャンプの着地でハンドルがアバラにヒット→肋骨骨折
書いてて恥ずかしいですね(汗)
それで
3回ともに折れた時に嘔吐と目眩がありました。
とくに吐き気は自分の中で折れたか折れてないかの物差しになっており
強く体をぶつけたりした場合、吐き気があると「あ、これ折れたな」と感じます
モトクロスコースでアバラを折った時なんかは何とかバイクで病院に走ったのですが
信号待ちをしてる時にヘルメットの中で吐いてました(笑)
で
なんで吐き気がするんだろう?と思ってんですが
山岳救助講座の中でヒントがありました。
なんと、骨折すると内部で出血するとの事です。
僕は骨折による内部出血の為に吐き気や目眩があるのかな?と感じました。
人間の体の血液の量は大体5000mlと言われています。
詳しく言うと1kg=80ml らしいです。
僕なんかは73kgあるので73kg×80ml=5840mlですね。
そして人間は血液量の3分の1を失うとショック死する
だから1800ml以上とかの出血で死亡する可能性が非常に高いとのこと
1000mlの出血でも意識障害とかが現れるので
献血の400mlって結構きわどいんだなぁと感じました。
各部位の骨折による出血量なのですが
骨盤骨折の出血量なんかは2000mlなのでかなりやばいです。
太ももの骨、大腿部骨折は1000ml、両足だと2000mlでこれも危ないですね。
しかも骨盤や大腿部を骨折するような衝撃があった場合
ほとんどが内蔵や血管が傷ついていていたりするので骨折以外の出血もあり
出血性ショック死のリスクが高いです。
よく、骨が折れた時に添え木をして患部を固定する処置を見たり聞いたりしますが
折れた部分がブラブラのままだと ”痛い” というのもあるらしいのですが
患部をがっちり固定する事でさらなる内部出血が防げるとの事
以前、バイクで剣山スーパー林道と言うところで崖から50mぐらい滑落した人を発見し
バイク乗り数人でヘリが降りれるポイントまで担ぎ上げた事があるのですが
その方は片足がスネの部分で完全にボッキリ折れていました。
救助の間、痛みのせいで絶叫したかと思うと、ガクッと失神を繰り返していました。
見た目の出血はさほど無かったのですが
恐らく強打した部分と骨折部からの出血で、見た目以上の内部出血があったんだろうな・・・
真夏の炎天下、4時間ぐらいかけて死に物狂いで救助ポイントに担ぎ上げて
運ばれていった彼は助かったんでしょうか?
講座の間にそんな事を思い出していました。
おしまい。
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