最終話  台湾ツーリング 8日目 台北→関西国際空港

とうとう最終日です。

4時の始発のバスに乗らないと駄目だったのでホテルで3時頃起きてシャワーを浴びました。

昨年の冬季北海度縦断ツーリングでもそうだったのですがアウターは同じ一枚を着っぱなしで肌着だけを変えていました。

まあまあヤバイかほりになってましたよ。



部屋を出て、カウンターへ行くと受付の人が「朝食要らないの?」と聞いて行きたのですが「飛行機が早いから・・・」と伝えると「朝ごはんが提供できなくてごめんね」と謝られました。
どこに行っても台湾人は優しいと感じる





ホテルを後にして徒歩で台北駅へ



10分ほどでバスターミナル到着
入り口が空いてなかったのでオロオロしていると
ちょっとガタイのいいお兄ちゃんが「AirPort?」と聞いてくるので「YES!」と答えると「Follow me」と言って歩き始めました。

ん?職員さん?

とか、考えながら付いて行くも見た目はいたって普通の私服です。
コンビニの前にたむろしてるお兄さんです。
ちょっと怖いなと思いながらも付いて行きました。

カギを取り出しバスターミナルのドアを開けた時に一安心



次々と電源を入れていった後に兄さんはチケット売り場に座りチケットの販売を開始しました。


時間通りにバスが来たのでバスに乗り込み桃園空港を目指します。







もうそろそろかな?と考えているとなにやらアナウンスが

「桃園空港の第一ターミナルを降りる方は次で降りてね!」的な事を言っているのが台湾語と英語でアナウンスされました。

僕は帰りの便もEVERだったのですが第一か第二ターミナルかを調べてなかったのでちょっとパニックに

あわわわわわ!!

チケットを確認しようとオロオロしてると隣の高校生ぐらいの女の子がたどたどしい英語でこう聞いてきた

女の子「日本人ですか?」

べ「はい」(汗)

女の子「どこの航空会社ですか?」

べ「エバー航空です」

女の子「あなたが降りるのは多分第二ターミナルと思う」

このあたりでバスが減速しはじめる

チケットが出てきて確認すると帰国は第二ターミナルと書いてある!

ドアが空いた

女の子「大丈夫!?」

べ「大丈夫!第二ターミナルってここに書いてあるよ!」

と伝えると実は近くに彼女のご両親が座ってて

「彼は大丈夫なの?」と聞き「無問題!」と答えてました。


海外出張の経験は何回かあるけどチケットを手配したりする”海外旅行”は初めてだったので本当に焦った。

「ありがとう!」と家族に伝え一緒に第二ターミナルで下車





余った台湾ドルを日本円に両替し、フライトの時間を待って飛行機に乗り込みました


機内食

約2、3時間後関西国際空港に到着しました。


無事に大型ザックを回収し大阪に帰って来ました。
これで本当の意味での台湾一周ツーリングを無事に終えたことになります。







あとがき

この台湾一周ツーリングが無事に成功したのは、既にバイクや自転車で台湾一周ツーリングを終えてその事をブログにされている方々の記事があったから。
台湾一周ツーリングの方法などはどこの本屋にも売っていません。
ですので本当にブログの記事が役にたちました。
(俺のことかな?と思われたらたぶん正解です(笑))
僕はその方々たちが手探りで達成した台湾一周ツーリングを真似しただけです。
誰かが作った道の上を歩いただけです。
名指しでは書きませんがブロガーの方々、本当にありがとうございました。
参考になりました。


あと、ネットで知り合いになった台湾人の友人
彼女は日本語を10年間も勉強していて台湾の事ならなんでも教えてくれました。
去年、台湾ツーリングの事で調べていてどうしてもわからない事
(台湾人の考え方、言ってはいけないこと、バスの乗り方、携帯SIMの契約方法、台湾の交通ルール等)があれば日本語で質問すればすぐに色々と教えてくれました。
彼女は現在、日本にワーキングホリデーに来ているので
出発前に「何か困ったことがあればすぐに電話しなさい」と言ってくれました。
おかげで心配性の僕にとってはとても心強かったです。
色々と親身になって相談に乗ってくれてありがとう
彼女がいなければ台湾一周は出来なかったと思います。



最後に2011年の震災の時、人口も収入も少ない台湾の方々から確か200億円を超える世界でも一番多い義援金をいただきました。
私は直接の震災の被害者ではありませんが「近い国にこんなに日本を思ってくれる国があったのか」と感じました。
事実、台湾を回っていると日本人だと分かると誰でも親切にしてくれました。
困ったときの現地の方々の優しい心遣い、本当にありがたかった。

また、機会があればバイクで台湾を走りたいと思います。
日本と台湾が末永く仲がよい関係でいつづけれるように願っています。
謝謝!台湾!